参加してみてわかったDAOの魅力とビジネスモデル。

Nouns

DAOというワードがたまにトレンドに上がっていますが、いまいちピンときていない方もまだまだ多いのではないでしょうか?

「DAOに参加してる人たちはどうやってマネタイズしているのだろう?」

「ていうか、どうやって参加するんだ?」

「NFTと、どう関係があるの?」

こういった疑問にスポットを当てた記事を作成しました。

今現在、世界で実働しているいくつかのDAOを参考に、DAOがどういった組織形態で動いているのか?

株式会社と何がどう違うのか、詳しい概要の説明とともに、DAOという分散型組織で活動してる人達がどのようにお金を稼いでいるのか、また、参加するにはどのような方法があるのかなど、NFTとの関連性も踏まえながら実体験をもとに解説していきます。

Crypto関連のVoicyを毎日聴き、常にCrypto業界の動向をチェックしながら、僕は現在NinjaメタバライブというNinja DAO内で発足したプロジェクトのWEBサイトを管理しています。

その中で、DAOという概念がどういったものなのかを、最近ようやく理解しつつあります。

一般的にも有名なDAOの例としてのビットコインについての記事も書いたので合わせて下記よりご覧頂ければ嬉しいです。

そんなわけで早速解説していきたいと思います。

DAOをわかりやすく解説

僕の中で現時点での結論、DAOとは、社会に価値を提供する、誰のものでもない組織やコミュニティーのことを指します

いろんな見解や事実があるのでこれが正解でこれは間違え、みたいなことはないのですが、他にも僕が思う、僕なりのDAOについての見解をいくつかまとめます。

  • 社長とか部長みたいな概念がない
  • 入社とか退社っていう概念がない
  • 契約書はプログラム
  • 関連トークンの価値を高める

誰のものでもない組織ということは、オーナーや管理者がおらず、入社や退社という概念もないので、より自律的な活動が求められます。

契約関連も全てプログラムで動いているので経理もいなければ、横領もできません。

そのような中で、皆で同じトークンの価値を高めていくために活動する。

トークンとは、例えばNFTとか、ビットコインとか。

上記のことから、少なくとも今の資本主義的な株式会社の形態とは全く異なるものであり、全く新しい形の組織形態であると言えます。

また、株主が株式を保有しているこれまでの形式とは違い、皆がそれぞれプロジェクトに関連するトークンを保有しているので、株主に利益が出るように頑張る社会ではなく、トークンを保有してる皆に利益が出るように頑張る社会になる、そのためにはトークンの価値を上げる事が目標値の一つになるのです。

ではトークンの価値を上げるためにどういった活動が求められるのか。

それが社会に価値を提供することです

当然、今現在ある株式会社だって、社会に価値を提供している所はいくつも存在します。

ですが、企業と株主との関係上どうしても利益先行型になってしまうケースも多いと思います。

しかし、DAOの場合はそれとはちょっと類いが違います。

なぜそう思うか、具体例をもとに理由を解説します。

NounsDAO

NounsというNFTを発行しているNounsDAOは、今現在、世界で最も理想的なDAOと言われており、世界から注目されています。

Nouns

毎週自動で発行されるNounというNFT。

一見ただのドット絵の画像ですが、1個のNFTに対して50ETHから200ETHで取引されており、そのお金はトレジャリーウォレットと言うDAOのみんなのお財布に自動で入ります。

そして、今現在NounsDAOのトレジャリーウォレットには3000ETH、日本円にしてなんと約60から70億円分のETHが入っており、NounsDAOのメンバー、通称Nounderの全員で保有しています。(2023年4月)

NounderというのはNounを買った人達の事です。

NounというNFTがDAO内の投票権となっており、Nounderは3000ETHの使い道を提案する権利を持っています。

例えば、Nounderの誰かが「こんなことをしたいから4ETH使っていいですか?」と提案すれば、他のNounder達の投票によって決議されます。

これをガバナンストークンと言います。

Nounderたちが賛同し、一定数の票を獲得すれば、提案者がその4ETHを使って社会活動ができるという事です。

そうすることで、利害関係なく、より公平なコンセンサスのもとに、社会に価値が提供されていきます。

あったことも話したこともないNounder同士で行う多数決は、まさに民主主義の最終地点とも言えるのではないでしょうか?

ちなみに日本人のNounderとして有名なのがITエンジニアで起業家の中嶋聡さんです。

国内でNounsFesというプロジェクトでフルオンチェーンの開発などされています。

Pride Squiggle 2022

「Nouns DAO」とは?DAO型NFTプロジェクトについて

このように毎週自動でNFTを発行したり、投票して多数決するようなシステムを実装しているのが、Solidityというイーサリアム上で動くプログラミング言語です。

NounsDAOを稼働させているプログラムはオープンソースと言って世界中の誰でも使うことができます。

つまりは同じような組織形態を、誰でもアレンジを加えながら作ることができるということです。

プログラムがオープンソースであると言う所も、今後いろんな可能性が広がる面白い点の一つです。

CryptoNinja Nouns

日本国内ではNounsDAOのオープンソースを使ったCryptoNinja Nounsというプロジェクトが始動しました。

開始1ヶ月程度でトレジャリーウォレットに集まった資金は3500万円分のETH。(2023年4月)

全く話題にはなっていないですが、日本人が早々に打ち立てた1つの成功事例だと思います。

今後、増えていくETHをどのようにして使うのか、すごく興味深いところであります。

何かイベントとかあったら行ってみたいですね。

Nounsから見えるDAOの共通点

Nounsから見えるDAOの共通点は、DAO内で発足するプロジェクトがみな自発的であるという事です。

わかりやすくいうと、組織にいる人達みながDAOの名の下に勝手に活動しているという事。

例えばDAOの真髄であるビットコインは、世界中(規制国以外)の誰もが勝手にマイニングをしてビットコインを稼ぐことができます。

それにより、例えサトシナカモトがDAOの中に居なくとも、ビットコインは今現在も稼働し続けています。

Ninja DAOであればCrypto Ninja Partnersメタバライブなど数々のプロジェクトが自然発生し、Ninja DAOという強いコミュニティーを創造していきます。

この感じが、いわゆる自律分散型組織ということなのだと思います。

現代の株式会社との違いのイメージ伝わりますかね?

僕自身も今現在、とあるプロジェクトのNFTのリリースに向け、WEB3エンジニアさんの指示に従いドメインとったりなんなり。

やはり今回も、コミュニケーションはDiscordでとっています。

「でもそれってオンラインサロンに近いんじゃないの?」

という声が聞こえてきそうですが、オンラインサロンは、中心に必ず中央集権的な運営者が存在します。

その運営にお金を払って参加するのがオンラインサロンです。(あまり詳しくはありませんが、、)

そして、開催者と言われるフロントエンドに影響力があればあるほど、その周りには人が集まり、人気のコミュニティーになっていく傾向があるかと思います。

例えばキンコン西野や中田敦彦、ホリエモンに落合陽一など。

では、もし仮にそういった運営者がいなくなれば、そのオンラインサロンはどうなるでしょうか?

ホリエモンがいないホリエモンのオンラインサロンは成立するのでしょうか?

一方でDAOはそういう類のものではなく、例え最初に立ち上げた人物がいなくなろうと、活動の軸があればそのまま半永久的に動き続けます。

例えばビットコインの創設者のサトシナカモトはビットコインというDAOを運営してるわけではないし、Ninja DAOを立ち上げたイケダハヤト氏も運営しているというより、DAO内で発足した各プロジェクトに関わっているといった感じです。

逆にいうと、オンラインサロンの運営がいなくなろうが、それでも残るのであれば、それは強固なコミュニティーでありDAOになり得ると思います。

結論、DAOとは、誰のものでもない組織、コミュニティーであり、活動は自律的かつ、分散的に行われていくということです。

DAOのビジネスモデルとマネタイズ

DAOでのマネタイズのタイミングはそのプロジェクトによりきりです。

当然、会社からの給料というわけではなく、間に銀行も入っていないので、必要な時に必要なぶんだけの通貨が、メタマスクなどを使い直接P to Pでやり取りされます。

マネタイズの一例

あくまで自分のイメージですが、Nounsのホルダーは目の前の報酬よりも、もっと長期的な目線でのリターン考えているはずです。

そもそも目先の利益をとりにいくようなプロジェクトはNounderの間ではあまり重宝されず、一定数の票を獲得することは難しいと思います。(あくまで想像ですが)

一方では、一般的なクライアントワーク方式で、NFTのデザインを描いて単発報酬(円とかイーサとか)を受け取っている人もいます。

僕の場合は、NFTを20体ほどいただいたり、NFTの売り上げの1%を頂いたり。

上記は自分の例であり、当然他にも色々あると思いますが、1つ言えるとすれば、確実にそこには新たな経済圏が生まれていると言う点です。

メタバースとの関連性

DAOと言えばWEB3、WEB3と言えばメタバース、というイメージが先行しているかもしれませんが、DAOとメタバースの関連性は今の所そこまで強くはないです。

DAOで繋がった人達が、都内でイベントを開催したり、メンバーが集まるbarを経営したり、普通にリアルな現場でも繋がっています。

ただし、リアルでの立ち振る舞いがあまり得意ではない人や、身体に障害がある方などもオンライン上では、差し支えなく関わっていけるという所もDAOのいいところです。

逆にいうと、どんな人でも実力が評価される世界です。

例えばコミュニケーションスキルやマーケティングスキル、多数の参加者がいるDAOになるとマネージメントも重宝されるスキルの一つになります。

そんな感じで、メタバース云々というよりも、Discordのようなプラットフォームに集まって色々意見が交差している形です。

先行者利益

DAOでのマネタイズのタイミングは人それぞれです。

今現在AIの快進撃もあり、Crypto自体は、まだまだ黎明期と言えます。

よって、目先の報酬よりも長期的な目線での先行者利益という部分に着目し日々活動してる人が多いのかなと感じております。

もちろん世界にはすでに無数のDAOが存在しているので、各DAO様々な報酬システムが存在してると思います。

ただし、トレジャリーウォレットという概念がDAOには付きもののため、報酬というよりはどちらかというとDAOから資金調達して社会貢献しつつ自ら報酬を生み出す、という概念がベースになる可能性もありそうです。

とはいえ、あまり細かい部分を気にしてない人が多く、お金よりも楽しさや、やりがいを感じて活動してる人が大半であるような気もします。

DAOに参加する方法 【実体験】

あくまで実体験に基づく1例になるのですが、DAOに参加する方法は、まずそのコミュニティが集まるDiscordのサーバーに入る事です。

多くのDAOのメンバーはDiscordでコミュニケーションをとっています。

【2023年3月版】国内外の話題DAO組織 7選

なぜDisdordが主流なのかというと、Discordにはウォレット接続の機能がついており、NFTと、とても相性がいい事が理由の1つに挙げられます。

ウォレット接続の機能がついている事で、特定のNFTを持っている人だけが入れるチャンネルを作ったり、アカウントに特定のロール(役職)をつけることが可能になります。

プロジェクトに参加する

Discordの紹介リンクでサーバーの中に入ると、左側には様々なチャンネルが表示されています。

チャンネルはサーバーの管理者やマネージャーがDAOのメンバーからリクエストを受けるなど、必要に応じて作成していくもので、日々新たなチャンネルが立ち上がっているようなアクティブなDAOも存在します。

Discord

DAOなのに管理者いるじゃねーか!

と思われた方もいるかもしれませんが、Discordはあくまでプラットフォームです。

オンラインサロンと同じように、Discordの各サーバーにはそれぞれ開催者が存在し、新たに参加してきたメンバーに権限を与えたりする事ができます。

頭がこんがらがってきたかもしれませんが、要は、こんなDAOを作ろう!という言い出しっぺがいて、Discordのサーバーを立ち上げ、そこに人が集まり、勝手にプロジェクトを立ち上げ、DAOの名のもとに活動していく。

例えその言い出しっぺがいなくなったとしても、メンバーはDAO繁栄のため、未来永劫活動を続け、次の世代へと受け継がれていく、といったイメージです。

このような部分も、平均寿命が約30年といわれている現代の株式会社と違う点として、考えることができます。

とはいえ、そもそもこういった文化がまだまだ黎明期ということもあり、参加者たち自身は、そこまで細かいことは気にしてないです。

いうてもリーダーって必要だよね?とか、WEB3的な思想ではないはずの中央集権型の組織と密接に関わったりとか、お互いWin Winの関係を築きながら共存していく未来がまずは近いのかな?と、僕は考えます。

DAO内の役職の具体例

行動力がある人は、まず興味があるプロジェクトチャンネルを探し、積極的に発信し、何か力になれるチャンスを伺いつつ、自然とメンバーと溶け込んでいきます。

リアルの世界ではあまりコミュニケーションが得意ではない人でも、チャット上では自分の力を発揮できるという現代ならではの人間模様や特徴を、よりポジティブでいい方向に働かせる事ができてる一例だと思います。

ここでは性別、人種、国籍など、全く関係なく人と人との交流が行われています。

言語の壁はあるものの、今後AIなどの進化により、瞬間翻訳機など開発されればさらにポジティブな国際的交流がいろんなところで行われていきそうです。

では、主にどんな役職があるのかというと、これも勿論プロジェクトの内容ありきで色々ですが、僕が間近でみてきた、DAOならではの役職をいくつか紹介します。

  • プロジェクトマネージャー
  • NFTクリエイター
  • エンジニア
  • マーケター

などなど、他にも色々あると思いますが、長くなりそうなので、今回はこの4つを簡単に解説します。

プロジェクトマネージャー

その名の通り、各プロジェクトのマネージメントを行っていく人材です。

デザイナーとエンジニアを繋いだり、チャンネル内で重要な情報を伝えたり、様々な役割があります。

プロジェクト単体ではなく、サーバー全体をまとめていく役職もあり、モデレーターとも呼ばれています。

チャット上のやり取りとはいえ、実際に活動しているのは人間です。

やはり、皆をまとめるような存在は必要不可欠で、各プロジェクトには優秀なマネージャーが存在しています。

NFTクリエイター

主にNFTとなるイラストを作成するイラストレーターで、各プロジェクトのアイコンとなるIP、つまりはキャラクターを生み出す人材です。

キャラクターを作るだけではなく、キャラクターに着せる服や、サングラスなどワンポイントアイテムを数パターン作成し、それぞれランダムに組み合わせ各種バラバラのキャラクターになるNFTもあります。

これをジェネラティブNFTと言います。

こうして大元にあたるキャラクターが作り出され、それを参考に2次創作、3次創作へと派生し、それぞれのクリエーターがしのぎを削っていきます。

NFTが世に広まる中で、クリエイターエコノミーやクリエイターファースト、という言葉をよく聞くようになりました。

そのくらい、NFTとクリエイターは密接な関係にあり、業界の間でも重宝されています。

他にも動画のクリエイターや、ミュージシャンなど、NFTにまつわるコンテンツを作り上げるクリエイターがたくさん存在します。

エンジニア

金銭の流れや投票システムを実装するプログラムを書いたり、プロジェクトのWEBサイトを作り管理や運用をしたり、NFTのメタ情報をブロックチェーンにデプロイしたり、エンジニアの中でも様々な言語を扱う様々な部類の役職が存在します。

僕は、上記の中のWEBサイトを作り管理するという役職につき、陰ながらプロジェクトを支えています。

扱っている言語はWordPressが用意してる関数を使ったPHPやHTML CSS、Javascript辺りです。

レベル的には中の下、もしくは下の上くらいでしょうか?

下の下は勘弁してください。

未来が不安です。

一方で、主に主力となるWEB3系のエンジニアは、SolidityというEthereumのブロックチェーン上で動作するプログラミング言語を使い様々なシステムを開発します。

これからプログラミングを勉強したいと思ってる人は、Solidityの習得も視野に入れておくと、将来食うに困らないスキルになるかもしれません。

そのために、まずはPythonやJavaScriptなどSolidityが参考にした言語を学ぶのもありかと思います。

とは言え、プログラミングの基本中の基本はHTML CSSだと思ってる派なので、まずはこの2つで簡単な静的なWEBサイトが作れるくらいのスキルを目指すのが僕的にはおすすめです。

話がそれました。

マーケター

DAOが自律分散型組織とはいえ、やはりマーケターの力はとても影響が大きいです。

例えばイケハヤ氏が立ち上げたNinja DAOにキンコン西野氏が立ち上げたCHIMNEY TOWN DAO、税理士インフルエンサーの大河内 薫氏が立ち上げたマネーリテラシーDAOなど、ブランディングをしていくにあたり、マーケティングをしている人物の影響力や信頼性がDAOの今後の行く末を左右するといっても過言ではありません。

そういう意味では、NFTもDAOもブランド力というものがいかに大事になってくるのか、今後いろんなDAOが立ち上がるにあたり、どういった人達がどのようなブランディング戦略を打ち立ててくるのか、非常に楽しみです。

歴史が浅いDAO文化にチャンスあり

まだまだブルーオーシャンであるDAO。

つまりは黎明期のため、まだまだチャンスがあり、様々なタイプの人たちの意見が交差するDiscordはいつもポジティブマインドに満ち溢れています。

目先の利益とは違う、もっと大きな目線で見た先行者利益と言うものを見つつ、より良い世の中にしていくためにまずは皆が一丸となって頑張っている印象です。(いろんな意見もありますが)

世界中のDAOがそうなのか?と言われれば、全てを見ているわけではないのでわかりませんが、少なくとも僕が普段拝見しているNINJA DAOやCHIMNEY TOWN DAO、NEO TOKYO PUNKSなど、国内発で時代的にもかなり早い段階から発生しているDAOは、間違っても炎上など起こらないし、某有名SNSチャットツールのような民度の低い低俗な、いわゆるクソリプを飛ばす人種もいません。(現時点では)

そういうのが嫌でここにいるんだよね?という暗黙の意識が、皆にあるようにすら思えます。

「なにがDAOだ!見ず知らずの人とチャットでやり取りするなんて考えられん!人と接したり仕事するならリアルに限る!」

という意見もありそうですが、もちろんネットではなく現実の世界で人と会うことで得るものも大きいと思うし、とても大切な事には違いありません。

それを否定するものではありませんし、DAOを通じて出会った人がいわゆるオフ会のような形で、クラブイベントを開催しているようなケースもあり、毎回非常に盛り上がっています。

NFT ART TOKYO

NFTイベント・NFT展示 まとめ・スケジュール管理に【7月】

Nouns

そういう場所での出会いもとても大切だし人生において素敵な事だと思います。

ただ、逆にいうとリアルの世界で合わずとも、全てネットで完結しているような関係性もそれはそれで素晴らしいと思います。

現に僕はこれまで数々の企業さんや個人事業さんのWEB制作を担当し、人数にして100人くらいの人と関わってきましたが、実際に会った事がある人なんて精々3人くらいです。

もちろん今DAOで携わってるプロジェクトのスタッフとは誰1人として会ったことはないし、やり取りは全てDiscordです。

月並みな言葉かもしれませんが、大事なのは信用だったりともに頑張ってる物同士で交わす敬意だったり。

綺麗事がまかり通らないこの世の中で、上記のような綺麗事が普通にまかり通る世界だから面白いです。

これが、黎明期だからなのか、DAOがそういう文化なのかはわかりませんが、そういう熱いものを感じるからこそ、僕は今でも自分が持ってる限りの経験やスキルを快く提供しています。

とどのつまり、DAOとは、入社試験も面接もなく誰でも簡単に参加することができ、誰にでも平等の学びのチャンスがある場所という事です。

多少の行動力は必要ですが、勇気を持って自分のスキルが発揮できる場所を見つけ飛び込んでみるのもありです。

DAOとNFTとの関連性

DAOに関連する共通のNFTを皆が保有し、その価値を上げるために日々活動します。

当然NFTの価値が上がれば需要も増え、値段も高騰し、それは保有者にとっての資産になります。

まさに株式のような位置付けですが、こういう部分でマネタイズしている関係者も多く、プロジェクトによっては報酬はNFTというパターンも少なくありません。

NFTの楽しみ方

ではなぜNFTなのか?

「NFTよりも現金の方がいいのでは?」

という意見もありそうですが、結論はNFTという概念が新鮮で楽しいから、これに尽きると思います。

DAOのメンバーは皆、まだ見ぬCryptoの未来に期待を寄せつつ、新たな技術の発展を楽しんでいます。

そして、ここにはいろんなチャンスがあります。

当然ポンジスキームのようなリスクもあるかもしれませんが、何も考えず日々に日々を過ごし、年齢だけ食ってくだけの人生より、NFTを通して新たなテクノロジーを学び、より革新的で有意義な時間を過ごしながら活動していくことが、自分のためになり、世の中のためになると、僕は考えます。

NFTはアイコンだけじゃない!

NFTといえば、アイコンにするしか使い道がなかったけど、実はこんな事ができる!とか、こんな事もできるようになった!しかも需要がある!といったように、アイコンには無い実用的なものも少しづつ開発されています。

例えば、一度Mintしたら誰にも譲渡することができないNFTをソウルバウンドトークンと言い、学歴詐欺やコンサートチケット転売の被害を防ぐ手立てになると言われています。

譲渡不可能なNFTであるSBT(ソウルバウンドトークン)の実証実験を実施 ~Web3技術を用いた次世代デジタルIDの社会実装可能性を検討~

そういった新たな技術を日々イノベーター達が開拓し、次なるアーリーアダプターがさらにアレンジを加えながら次なる進化を遂げて行きます。

SNSやAIと比べ、少し難易度が高いのでマスアダプションまでの道のりはまだまだ遠そうですが、こうして少しずつ時代が変わっていく様を、NFTや仮想通貨を通して肌で感じる事ができます。

リアルな人生ゲーム

「時間の無駄では?」

と思う方もいるかもしれませんが、そこには様々な学びがあります。(学び学び何度も言ってすみません)

仮想通貨やNFTを買うという経験を通してブロックチェーンを学びつつ、もしCryptoの未来が明るければ、いずれそれは対価となって帰ってくる。

そういった経験は、今までにした事がなく、今の自分にとってはかけがえのないものですし、同じように思っている人も多いと思います。

ビットコインを集める理由もそうですが、まるで人生リアル課金ゲームをしているようです。

ちなみに蛇足ですが、個人的にメタバースはあまり好きではありません。

理由はなんだか疲れるしちょっと酔います。

あと、メタバース系のアプリを入れるとパソコンの容量に負荷がかかり、ちょっぴり仕事に支障をきたします。

当然ヘッドセットなんて持ってないし、何か関係あるプロジェクトのイベントとかある時は普通にYoutubeのライブで見てるタイプです。

共通のNFTの価値を共有し皆で頑張る、という今までできなかった体験が今のところは僕的に一番の魅力です。

人はこれをエンジェル投資の民主化と言っています。

Cryptoをマナブと思考がアプデする

これまで、実際にプロジェクトに関わってきた事で体験した事実をベースに自分が思ったことや感じたこと、DAOについての実情的な部分をお伝えしてきました。

とはいえ、僕自身、決して前線にいるわけではないので、書いてきたことが全て正解とは言い切れないし、むしろ間違えている所もあるかもしれない。

それでも一つだけ言えるとすれば、確実にこれまでの常識を覆すための風穴が空いており、新しい形の組織形態ができ、実際に経済圏も生まれている言うことです。

もちろんAIの進化も楽しければ、いまだにSNSの恩恵は受けており、これから訪れるさらなる時代の変化に僕らは対応していかなければいけません。

そんな時、あえて一番難しそうなCryptoに触れることにより、脳内の思考がアップデートされ、これからの時代をどう生き抜くか、先見の目を光らせておく事が非常に大事だと考えます。

次の世代に与える選択肢

そして、何より大事だと思っているのは、子供に与える選択肢です。

AI然り、新たなテクノロジーの進化は誰にも止める事ができず、当然抗うこともできません。

つまり僕らより下の世代はそんな社会がデフォルトになっていくのです。

もし自分の息子がNFTや仮想通貨を買ってみたいと言い出したらどうしますか?

僕もあのDAOに入ってみたいと言ってきたらどうしますか?

「そんな怪しいもの触っちゃいかん!ギャンブルはよせ!」とか、「そんなよくわからない事はやめて普通に会社に就職しなさい。」などと、親ブロック入れてしまう方もいるかもしれません

では、もし万が一、子供が受けたい大学を受験するには、このNFTを買ってこのサイトとウォレット接続してください、などと言われたら対応できますか?

もしくは、学校の友達とオンラインでフォートナイトをやりたいが、それにはNFTを買ってウォレットに繋がなきゃいけない、、

と言われた時、「よくわからない」の一言で終わらせてしまいそうですか?

「そんな未来が来るわけねーだろ w」と言われそうですが、果たしてそうでしょうか?

AIの進化に影を潜めながらも、CryptoはCryptoで、日々進化を遂げていますし、現にナイキやアディダス、スターバックスなどCryptoに参入している有名企業は多数あり、実際にフォートナイト(Fortnite)を運営するエピックゲームスもブロックチェーン領域への方針についてはかなり肯定的です。

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詐欺師が狙う子供を守れ!

ここまで読んでくれてる時点で、そうやってすぐに否定から入るようなタイプの人はいないと思いますが、学校で教えてくれないことを教えてあげれるのは僕たち親です。

僕は少なくとも、「お金を稼いだら銀行に貯金しなさい」なんて子供には言えないし、まして子供なんて親の知識をすぐに追い越していきます。

そう言う中で、知らぬまに子供達が仮想通貨やNFTに触れる機会を得て、その先に詐欺が横行していたら、しっかりと守り、助けてあげる事はできますか?

自分の子供がコツコツ集めた大切なゲーム内のアイテム、つまりはNFTが全て盗まれてしまう、なんていう悲劇が起こらないように僕自身もこれから気をつけなきゃいけないし、そのためには僕ら親世代が勉強し知識をつけるんです。

常に情報を追い学んでいれば、詐欺に引っかからない方法なんてさほど難しいことではありません。

ただ、何も知らない場合、詐欺にカモられる可能性はかなり大きくなるのが現在のブロックチェーンです。

早く法整備がされればいいですが、子供達を守ってくれる保証はどこにもありません。

だからこそ僕はこうして発信し続けます。

「よくわかんねーこといつもいつもうるせーな」って思われてるかもしれませんが、日本の未来のために、くらい思って本気で日々学び発信しています。

最後、本記事のDAOのビジネスモデルとはちょっと関係ない話になってしまいましたが、この記事を読んでくれた人達が、お金よりも大事な本質について、少しでも気づいてくれたら幸いです。

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